2019年04月29日

慶應SDMメソドロジーラボ主催の公開ワークショップ「システムズエンジニアリングの基礎」

5/19(日)に慶應SDMメソドロジーラボ主催の公開ワークショップ「システムズエンジニアリングの基礎」を開催いたいます。システムズエンジニアリングってどうやるものなんだろうと思っている方、システムズエンジニアリングに興味のある方はぜひ以下から申し込みください!
posted by しらぴー at 17:30| Comment(0) | システムズエンジニアリング

2019年04月14日

新学期授業開始:SDM序論とデザインプロジェクト

SDMの新学期が始まりました。そして、新M1は、必修科目「SDM序論」と「デザインプロジェクト」がはじまりました。
「SDM序論」は、主にSDMの基盤の一つである「システムズエンジニアリング 」の基礎と、その他の基盤である「システムxデザイン思考」と「プロジェクトマネジメント」との関係性について理解するための授業となっています。特に、「システムズエンジニアリング 」と聞くと、ものづくりのための考え方だと思われてしまうのですが、実際には、「システム」とは「複数の要素が相互に関係する集合台」ですので、ビジネスもシステムですし、組織もシステムで、コミュニティもシステムであるといえます。このSDM序論では、まさに「システムズエンジニアリング 」のアプローチを使って、ビジネス、組織、コミュニティをデザインするということを繰り返し経験していきます。初回は、そのさらに基礎となる、ロジカルシンキングとシステムシンキング。午前中2コマを使って、グループワークを中心に進めます。
そして、午後からは「デザインプロジェクト」。もともとはALPSとして、スタンフォード大学とMITと共同でつくりあげてきた新価値創造のための方法論を教える授業。慶應SDM開設当初よりおこなわれている必修科目で、スタンフォード大学、MITと一緒にやらなくなったのち、慶應SDMの教員だけで進めてきており、現在の「デザインプロジェクト」は、「思考の流れをシステムとしてデザイン」した上で、その中でデザイン思考のエッセンスを入れていくようにしています。(デザインプロジェクト3.0と勝手に呼んでます)さらに、多視点からの構造化と可視化をデザイン思考のアプローチにも融合することで、システム思考とデザイン思考と足したのではなく、融合した”システムxデザイン”思考として確立してきました。
これから半年間、どちらもSDMの必修科目であり、中心科目となるので、学生たちと一緒に走り抜けていきたいと思います。(教える側にとっても本当に楽ではない授業です) 
posted by しらぴー at 16:09| Comment(0) | SDM

2019年03月26日

慶應SDMメソドロジーラボ主催公開ワークショップ「良い問いを立てる 〜システムxデザイン思考における5つの問題定義アプローチ〜」

慶應SDMメソドロジーラボ主催の公開ワークショップをおこないます。
「問い」の重要性は色々な人がいわれており、「良い問いを立てる」ことを目指しますが、なかなか簡単ではありません。慶應SDMのメソドロジーラボでは、「良い問いを立てる」ことを支援する”5つの問題定義アプローチ”をつくり、慶應SDMの授業で教えてきました。この公開ワークショップでは、”5つの問題定義アプローチ”の一部を体感的に理解してもらい、参加者の活動にいかしてもらう目指しております。今回は、GWに2回のワークショップをおこないます。ファシリテータはことなりますが、基本的に学ぶものは同じとなっております。
4/29は一般向けとなっており、どなたでも申し込みが可能です。
5/6は、学生に限定となっております。5/6は無料の懇親会を用意しております。参加者同士、慶應SDM関係者とでネットワークを構築してください。
なぜ問題定義をおこなうのか?普通の問題定義では何がいけないのか?と思われるかたもいらっしゃると思います。もし現在解けてない課題をそのまま真正面から解こうとすると、突破口が見つからないことが多いです。だからこそ、誰もが知っている課題が目の前にあるわけです。また、少しでも解けそうなものは、すでに多くの人が解こうと頑張っています。つまり解く問題を決めた時点ですでにRed Oceanになります。なので、これまでとは違う角度から問題を捉え直して、定義をし直す「リフレーミング」をおこなうのです。
「普通じゃないけど面白い!しかも重要!」という問題に捉え直すことをめざします。そうすることで、魅力的で実行する価値があるInnovative problem spaceを見つけ出すのです。問題の切り口が変われば、それを解くSolution Space自体もかわるため、これまでとは違うソリューションを考えることができるのです。
このような考えのもと、世の中の事例や、慶應SDMの授業の中での学生たちの事例を多くみることで、いくつかのパターンがあることを見つけました。決して、これらは全てではないのですが、まずパターンにあわせてやってみることで、これまでとは違った世界を見ることができるのです。このパターンが5つあるので、”5つの問題定義アプローチ”という言い方をしています。白坂も講演等で簡単にお話することはあるのですが、実際にやってみるとなると時間がかかるため、今回は終日のワークショップを用意しました。


4/29 一般向け:

5/6 学生向け:
posted by しらぴー at 12:43| Comment(0) | その他

2019年03月24日

システムアーキテクチャシンポジウム

2019年3月22日(金)に慶應義塾三田キャンパス北館ホールにてシステムアーキテクチャシンポジウムを開催しました。
現在、政府では、つながる社会・データが活用される社会によって、よりよい価値を人に提供できるSociety5.0の実現を目指しています。つながる社会・データが活用される社会の実現のためには、データが相互にやりとりされ、利用されるような仕組み、つまり、新たな社会・産業のアーキテクチャを実現する必要があります。社会・産業のアーキテクチャが、プラットフォーマのような新たな産業プレイヤーの促進・抑制にも影響を与えることになります。同時に、MaaSのように複数のシステムがつながることで実現される社会・産業をデザインするためにも必須となる考え方となっています。世界ではNISTのようにシステムアーキテクチャという考え方を導入することで、新たな産業競争力を確保する動きをみせているところもあります。 
本シンポジウムでは、経産省および産業界と協力して、システムアーキテクチャについて様々な側面からのアプローチを知ることで、システムアーキテクチャという考え方およびその重要性について理解を進めることを目指して開催いたしました。当日は、約200名の方々に参加いただき、盛況に開催することができました。以下に簡単にシンポジウムをまとめたいと思います。

具体的には、以下のような流れでおこないました。
  • 14:00 〜 14:10:開会のご挨拶(慶應SDM 白坂)
  • 14:10 〜 14:40:システムアーキテクチャはなぜ政策として重要なのか(経済産業省 商務情報政策局 瀧島企画官
  • 14:40 〜 15:40 :システムアーキテクチャの基本的考え方(Vitech社社長、元INCOSEプレジデント David Long氏)
  • 15:40 〜 16:00:休憩
  • 16:00 〜 16:30:東芝IoTリファレンスアーキテクチャ(東芝 Chief Strategy Officer 島田氏)
  • 16:30 〜 17:00:DENSOの考えるMaaSアーキテクチャ(DENSOMaaS開発部 梶岡氏)
  • 17:00 〜 17:30:システムアーキテクチャをデザインする(慶應SDM 白坂)

まず、白坂が、なぜこのようなシステムアーキテクチャに特化したシンポジウムを企画したのか、その位置付けも含めて説明した上で、経済産業省 瀧島企画官から、なぜ経済産業省がシステムアーキテクチャに着目しているかを説明いただきました。要するに、社会・産業のアーキテクチャのアーキテクチャに応じて、どのような法を整備するかがかわってくる。それにより、どのような産業を醸成あるいは規制しようとするのかがかわってくるということになるので、経済産業省がそれに興味を持っているということになります。そこでは、社会・産業のシステムアーキテクチャについて考える新たな組織設立を目指していることも示されました。
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次に、David Long氏から、システムアーキテクチャというのはどういうものなのか?について、基本的な概念をわかりやすく説明してもらいました。この講演は、INCOSEで講演されたものをより詳しく説明したもので、基本的な概念を説明したものとしては本当に素晴らしい内容でした。
休憩を挟んで、東芝の島田氏から、ドイツのインダストリー4.0が、ドイツの政府政策のどこに位置するもであるかを説明した上で、東芝がIoTリファレンスアーキテクチャをどのように考えてつくったのかについて説明いただきました。
また、デンソーの梶岡氏からは、実際にデンソーがMaaSの実現にむけておこなっている活動を紹介しながら、デンソーの考えるMaaSアーキテクチャについて紹介をしていただきました。
最後に、白坂の方から、専門性を持った人が対象を俯瞰的に捉える難しさを説明した上で、多数の専門家の考えを同等することによってシステムアーキテクチャを表現していくこと、それを使って、つながる社会にむけてどのようなことをやっていけばいいのかについて説明をしました。慶應SDMは多くの専門家が集まる場所であるからこそ、「自分が正しい」と考える専門家の持つ専門家バイアスの存在を痛感しており、多くの視点が必要となる社会の俯瞰においては、完全に間違った方向にいたる可能性があるため、このあたりの注意を再度強めに説明させていただきました。
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このようなシンポジウムを引き続きおこなっていきたいと思っております。

posted by しらぴー at 18:17| Comment(0) | システムズエンジニアリング

2019年03月19日

ヤングリーダーのための世の中を変えていくための思考法を学ぶ 2Day ワークショップ

3/16(土)、17(日)の2日間にわたり、慶應SDM システムデザインメソドロジーラボ(メソドロジーラボ)主催の「ヤングリーダーのための世の中を変えていくための思考法を学ぶ 2Dayワークショップ」を開催しました。
世の中の課題を解決し、新価値を創造するのため思考法であるシステム×デザイン思考と、それを実現するためのアプローチであるシステム思考を知り、体感的に理解するための2Dayワークショップを招待者限定で行ったもので、今年で3回目となります。
参加者は特定の学生団体のリーダクラスおよび過去の参加者および慶應SDMメソドロジーラボ関係者からの紹介のみとなっております。新しいことを考えだし、そして実現することを続けていきたいヤングリーダー(及びその候補)限定のため、公開ではなく、招待制にしてあります。ワークショップを通じて慶應SDMで教えているメソドロジーを学ぶだけでなく、今後に役立つネットワークの構築も目指しています。実際、このワークショップを通じて知り合った学生団体の連携や学生個人同士の連携などがおきています。招待制ということもあり、参加費は無料でおこなっています。

講師(ファシリテータ)は、以下の3名でおこなっています。
白坂成功(慶應義塾大学大学院SDM研究科教授)
五百木誠(慶應義塾大学大学院SDM研究科准教授)
広瀬毅(慶應義塾大学大学院SDM研究科特任助教)

また、2日間の昼食時、夕食時にもゲスト講演者を招き、ゲストの話を聞いた上でディスカッションをおこなっています。今回は、以下の4名の方に講演をお願いしました。
・社会的投資推進財団 インパクト投資オフィサー 兼 株式会社ウィルフォワード 事業開発担当 陶山 祐司
・株式会社 HEART CATCH代表 西村真理子
・アクセンチュア株式会社 人事部 マネジャー 人事戦略 兼 新卒採用責任者 佐藤 優介
・株式会社 ima 代表取締役CEO 三浦亜美

どの講演も講演者の実際の体験に基づいたお話でこれから色々なことに挑戦しようとしている若者にとっては大変示唆に富む講演・ディスカッションとなりました。

来年も同様におこなっていく予定です。


posted by しらぴー at 11:31| Comment(0) | SDM

2019年03月14日

10期生メソドロジーラボ学生の論文リスト

2017年度春入学生は、慶應SDMの10期生になります。10期の学生達も、これまで学生同様に大変すばらしい研究をしてくれました。白坂も白坂研の学生だけでなく、メソドロジーラボ学生メンバーの研究も指導させて頂きました。慶應SDMは、自分の指導教員だけでなく、他の先生の指導を受けることも可能というのが一つの特徴となっています。
以下が10期生でそれなりの時間をかけて研究指導をさせてもらった学生達の論文リストとなります。どの研究も思い出深いですね。

  • 自らのコミットメントに基づいた事業計画の設計を支援する手法の研究
  • 組織変革に向けた組織効力感を強化するための方法の提案
  • 性能向上の方向性と対抗技術比較を活用した防衛装備品の不連続な未来洞察手法の提案
  • 段階的詳細化と客観的評価指標を導入したリスク特定・分析プロセスの提案
  • 個人的学びの経験を主体的に第三者に共有するに至る行動変容を促すプロセスの提案
  • 都市公園型フィットネスシステム䛾提案
  • コミュニティの活性度を可視化し向上させるため手法提案(五百木研)
  • 階層構造を用いてコンセプトの顧客価値評価を支援する手法の提案(五百木研)
  • ダイバーシティ経営における課題発見と従業員モチベーション向上のためのツールの提案(五百木研)
  • 越境的学習において知識の仲介を促進する手法とツールの提案(五百木研)
  • バリューグラフによる組織活性レベルの向上手法提案(五百木研)
  • 高校生を対象とするイノベーター力向上プログラムの提案(五百木研)
  • 起業家行動を促す指針と手法の提案(五百木研)
  • 営業レベル向上を一流営業パーソン行動特性モデルの提案(五百木研)
  • コモディティ化した商品群に対する製品コンセプトの差別化を支援する手法の提案(高野研)
  • チーム活動の成否に影響する要因についての研究(谷口直子研)
  • 新しい取り組みを伝えるクラウドファンディングWebページ改善ガイドラインの提案(谷口直子研)
  • 難民の地域定住促進を目的とするアセスメントツールの提案(谷口智彦研)
  • 小規模組織のための宇宙機用機器の開発プロセス策定を支援するシステムモデルの提案(西村研)
  • 市民協働によるドクターヘリ着陸援助を可能にするパイロットとの視覚的コミュニケーションプロセスの設計と検証(神武研)

彼らの修了式ももう目の前です。
posted by しらぴー at 09:54| Comment(0) | SDM