2018年07月25日

ローランドベルガー社との共同研究:価値創出の種の「見える化」

このたび、ローランドベルガー社と白坂研とで共同研究をすることとなりました。
それはイノベーション創出のための価値創出の種の「見える化」というテーマになります。
ローランドベルガーは、コストカットや効率化ではなく、新価値創造を支援するコンサルティングをより強く行う方向となっており、これを体系化することをお手伝いさせていただく予定です。

ローランドベルガー社のプレスリリースはこちらから。

posted by しらぴー at 20:11| Comment(0) | デザイン思考

2018年07月15日

SDM序論

今年度の春の「SDM序論」の授業も終了した。
この授業は、システムアプローチがあらやるシステムのデザインに使えることを体感的に理解するための授業であり、プロジェクトマネジメントやDプロとの関係性も簡単ではあるが説明しているものとなっている。
具体的には、以下のような授業となっている。
まずは、ロジカルシンキングを学び、そのあとにシステムシンキングの手法としての因果関係ループを学ぶ。
ロジカルシンキングが、分割した各要素に着目するのに対し、因果関係ループでは、それらの間の関係性(「因果の関係性」)に着目したものとなる。
その後、システムズエンジニアリング 概要として全体像を学び、プロジェクトマネジメント、デザインプロジェクトとの関係性を学ぶ。といっても、まだどちらの授業も進んでいない中、なかなか理解するのは簡単ではないかもしれない。
次に、システムズエンジニアリング プロセスにしたがって、実際にシステムをデザインする。
まず、「カレーライス」システムをデザインする。それも特殊な環境下で食べる「カレーライス」システムである。例えば、満員電車で食べるカレーライス、温泉に浸かりながら食べるカレーライス、バンジージャンプをしながら食べるカレーライス。どれも環境(コンテクスト)がことなり、ユースケースが異なるため、異なる要求が識別される。その結果、全く異なる「カレーライス」システムがデザインされる。同じ環境を選んでも、やはり異なるデザインになるのは、チームごとの視点の違いのためである。
次に、同じプロセスで、ビジネスを分析デザインする。今年は、本屋さんが対象。既存の街の本屋さんを分析する。次に、本屋の上位の目的を考えた上で、新たな本屋ビジネスをデザインする。(このあたりは、デザインプロジェクトのアプローチを少しいれている。)
次に、同じプロセスで、組織をデザインする。今年も100円ショップのデザインをする。ビジネスの方針を選び、それにあった100円ショップのビジネスをデザインする。その後、隣のチームとのM&Aによる統合をディスカッションする。同じ名前でも、インタフェースが違ったり、役割がちがっていたりする。単に名前を見ての統合ではうまく行かないことがわかる。
最後に、街の防災減災対策をデザインする。
これらすべてを同じプロセス、手法でおこなうことで、「システム」として扱えるものが全て同様のアプローチでできることを体感的に理解できるようになっているのが、SDM序論である。

ちなみに、SDM序論では、いわゆる反転授業をおこなっている。もともと反転授業が言われる前からそういやっていたのであるが・・・
つまり、単なる知識の吸収に時間を使うのは勿体無いので、知識は予習ビデオで学んできて、クラスでは実際にそれを使ってやってみるということをする場となる。理解したつもりでも、実際やってみると意外と難しい。しかし、使っていくなかから学んでいくしかないのでこのようなアプローチとなっている。(もちろん、今の2倍の時間を使ってよければ、座学も実施することができるのであるが)
posted by しらぴー at 02:13| Comment(0) | SDM序論

2018年06月20日

システムアシュアランス協会でのセミナービデオ

システムアシュアランス協会では、定期的にセミナーを行なっておりますが、今年度から、そのセミナーの様子をビデオで撮影して公開することといたしました。実際のセミナー自体は、関係者向けのため、ディスカッション自体は公開していないのですが、プレゼンテーションの様子は公開しております。
現在は、以下のビデオが公開されています。
第1回(システムアシュアランスとは?)
システムアシュアランスとは何か、なぜ今システムアシュランスが重要なのかについて説明してます。
第2回(システムエンジニアリングとは?)
システムアシュアランスを理解するために必要となるシステムズエンジニアリングについて、その基本的な考え方を20分ほどで説明しています。
第3回(近年のシステムの特徴)
近年のシステムの特徴であるシステム範囲の拡張やコンテクストの急激な変化のために、システムアシュアランスが難しくなってきている。本動画では、近年のシステムの特徴を紹介することで、なぜシステムアシュランスが難しくなってきているのかを説明する。
実際には、以下のリンクからご覧ください。


posted by しらぴー at 22:05| Comment(0) | システムアシュアランス

2018年06月04日

衛星データを利用したビジネスを創出する

昨年度の修了生の尾城さんが開発した手法を活用して、衛星データを利用したビジネスを創出するワークショップを定期的に開催しています。この手法を作った研究は、「情報 3軸表現と因果関係連鎖による衛星画像利用アイディ創出支援手法」というタイトルのものです。
これまでにないイノベーティブなことを考えるには、個人が持っているバイアスを超える必要があります。このために、多様性を活用するというのが、イノベーション論で言われているアプローチです。では、多様な人を集めればいいのか?決して単に集めただけではなうまくいきません。バックグラウンドも興味も違う多様な人たちが相互作用をおこすには工夫が必要です。白坂研では、「多視点からの構造化と可視化」によりこれをおこなうようにしています。
つまり、衛星データを活用して、これまでにないビジネスを考えるためには、「多視点からの構造化と可視化」を支援するための手法が必要となるのです。尾城さんがおこなったのは、まさにこの研究でした。
実際には、情報の因果関係の連鎖を可視化することで、思考のバイアスを超える手法となっています。
これまでに、経済産業省のおこなっている衛星データ利用の研修の中、慶應SDM主催で行なっているワークショップも何度かおこなってきました。5/27にも白坂研主催でおこわせていただきました。衛星データ利用の専門家から、初めての方まで色々な方々にご参加いただき、好評を得ました。
今後も改善をおこないながらおこなっていきますので、興味のある方はぜひともご参加ください。


posted by しらぴー at 20:07| Comment(0) | 宇宙開発

2018年05月29日

衛星データ利用ベンチャー:Synspective

ImPACTの出口として、合成開講レーダ(SAR)のデータを利用する会社を設立しました。
”Synthetic Data for Perspective on Sustainable Development”の前のところをとって
Synspectiveしました。

posted by しらぴー at 16:14| Comment(0) | 宇宙開発

2018年05月15日

SDM開設10年記念式典

5/13にSDM開設10年記念式典と祝賀会がおこなわれました。
1期生から現M1の11期生まで多くの修了生・在校生が参加してくれました。
また、これまでに教育に関わってくださった方々、研究に関わってくださった方々など、いろいろな方がお祝いに駆けつけてくださいました。
修了生・現役生有志の企画イベント(表舞台)もあり、さらに運営ボランティア(裏舞台)にも多くの人が参加してくださったおかげで大成功に終わることができました。
Mラボ関係者も多く裏方として頑張ってくれて、本当にありがとうございました。
みなさんに支えられたこの10年の上に、次の10年を築いていきたいと思います。

添付の写真は、祝賀会の最後にMラボ関係者で撮った写真です。みんなの笑顔が当日の楽しさをあらわしていると思いました。

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posted by しらぴー at 16:55| Comment(0) | SDM