2018年06月20日

システムアシュアランス協会でのセミナービデオ

システムアシュアランス協会では、定期的にセミナーを行なっておりますが、今年度から、そのセミナーの様子をビデオで撮影して公開することといたしました。実際のセミナー自体は、関係者向けのため、ディスカッション自体は公開していないのですが、プレゼンテーションの様子は公開しております。
現在は、以下のビデオが公開されています。
第1回(システムアシュアランスとは?)
システムアシュアランスとは何か、なぜ今システムアシュランスが重要なのかについて説明してます。
第2回(システムエンジニアリングとは?)
システムアシュアランスを理解するために必要となるシステムズエンジニアリングについて、その基本的な考え方を20分ほどで説明しています。
第3回(近年のシステムの特徴)
近年のシステムの特徴であるシステム範囲の拡張やコンテクストの急激な変化のために、システムアシュアランスが難しくなってきている。本動画では、近年のシステムの特徴を紹介することで、なぜシステムアシュランスが難しくなってきているのかを説明する。
実際には、以下のリンクからご覧ください。


posted by しらぴー at 22:05| Comment(0) | システムアシュアランス

2014年04月09日

第1回システムアシュアランス

今年度から、慶應SDMでシステムアシュアランスの授業が始まりました。
システムアシュアランスとは、「システムを保証する」ということですが、それには、「システムそのものをきちんとつくる」ことと、「システムがきちんとつくられていることを伝える」ことの2つが含まれています。
システムアシュアランスというものは、多くはソフトウェアシステムを扱っている場合が目につきますが、ハードウェアを含めたシステムも対象とされています。飛行機、鉄道、車などがそうです。また、多くは安全性を中心に議論しています。例えば車の機能安全規格であるISO26262などはそれにあたります。一方で、鉄道RAMS (Reliability, Availability, Maintainability and Safety)では、安全性以外も含まれています。
更に、SDMは技術システム以外のシステムも多く扱うため、これらの考え方を非技術システムに適用することも実施しています。今回は、システムアシュアランスの考え方を業務プロセスに適用し、素晴らしい結果をだしている白坂研OBを招いて、発表もしてもらいました。
この授業では、国内のシステムアシュアランス関係者を多く呼んで、最新の考え方、適用例などを学べるようになっています。

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posted by しらぴー at 09:55| Comment(0) | システムアシュアランス

2013年04月19日

第3回D-Case実証評価研究会

第3回D-Case実証評価研究会を慶應大学日吉キャンパスで開催いたしました。
http://www.dcase.jp/study03.html

このD-CASE実証評価研究会は、DEOSプロジェクトで生まれたアシャランスケースの記述ためのD-CASEの実証研究をおこなう研究会です。
今回の第3回D-Case実証評価研究会のアジェンダは以下のようになっており、今回もさまざまなD-Caseの適用事例の紹介がありました。

・D-Case、DEOSへの期待 田丸喜一郎(IPA/SEC)
・D-CaseとSysML/UML連携の実証実験 山本光洋(チェンジビジョン)
・D-Caseの超小型人工衛星への適用 田中康平(NESTRA)
・D-Caseを使ったETロボコンモデリング部門優勝 上野肇(FX)
・D-Caseを使ったロボットのディペンダビリティの保証 加賀美聡(産総研)
・最近の話題と今後の予定:D-Case Serverのご案内など 松野裕(電通大)
・最近の話題と今後の予定:IT-Tridiacプログラム 高井利憲(奈良先端大)

今回の発表では、昨年度、白坂研で研究をおこなっていた田中康平さんが、超小型衛星への適用事例を紹介しました。
この超小型衛星への適用の面白さは、ソフトウェアではなくハードウェア開発への適用であることや、システム開発では当たり前の階層的な開発を考慮している点が上げられます。名古屋大の山本先生からは、「これまでのGSNの範囲を超えるものなので、新しい標記法の提案もあわせてするのがよい」と大変重要なアドバイスもいただき、今後の研究への方向性も見えてきました。

また、ET-ロボコン、ロボットへの適用なども大変有意義な発表を聞かせていただきました。これまでの研究会は名古屋で開催されていたこともあり、なかなか参加できなかった関東の人たちが集まったためか、60人近い参加をいただき、大変盛り上がった研究会となりました。

研究会の終了後は、慶應SDMの入っている協生館1FにあるHUBで懇親会を開催することもでき、参加者ともいろいろな情報交換をすることができ、とても有意義な一日となりました。今後もときどき関東で開催させていただき、いろいろと情報交換ができればと考えております。
posted by しらぴー at 21:48| Comment(0) | システムアシュアランス