2020年05月04日

慶應SDMメソドロジーラボ主催 システムxデザイン思考 オンラインワークショップ

慶應SDMでは、システムxデザイン思考の授業をすべてオンラインでおこなっております。そのノウハウもかなり溜まってきたので、メソドロジーラボ主催で、システムxデザイン思考の公開”オンライン”ワークショップをおこなうことになりました。興味のある方、特に慶應SDMへの入学を考えている方は是非ともご参加ください!
デザイン思考系のワークショップをオンラインで実施するのは難しいかと思っておりましたが、実際に色々とやって見ると、システムxデザイン思考はオンラインへの移行がやりやすい特徴を持っていることがわかりました。また、オンラインでのワークショップスタイルの授業をいくつもこなしている中から、「(オフラインでは)こうするのがよい」と思っていたものが、オンラインでは違っていて、「オンラインではこうした方がいい」といった点や、オンラインのほうがいい結果が出る点などもだんだんとわかってきました。オンラインでのコラボレーションは想像以上に有力な手段となりそうです。

システムxデザイン思考 オンラインワークショップの申し込みはこちらになります。


このオンラインワークショップは、慶應SDMの新価値創造の授業「デザインプロジェクト」をもとにつくられています。「デザインプロジェクト」の授業は4月からおこなわれており、5/3, 4には2日間終日のオンラインワークショップをおこないました。参加者が110名をこえる大規模なプロジェクトベースの授業です。この2日間のワークショップは、慶應SDMのおこなうシステムxデザイン思考を体感的に理解していただくためにおこなったもので、「街の人が安心を得られる災害に対するサービス・商品」を対象としておこないました。具体的には以下のようなステップをおこないました。

・リフレーミング:慶應SDMのリフレーミングアプローチを活用して問いを立てる。
・ブレインストーミング:リフレーミング結果を元にブレインストーミングを実施して発散する。
・親和図:発散したものをグルーピングしてその特徴を抽出する。
・強制連想法:抽出した特徴を活用して大きくアイデアを発散する。
・アイデアの収束:Pugh Concept Evaluationという手法を活用して、一つのアイデアに収束する。
・顧客価値連鎖分析(CVCA):作り上げた一つのアイデアの価値連鎖を考え、デザインすることでアイデアのコンセプトをつくりあげる。
・欲求連鎖分析(WCA):欲求連鎖を可視化し、議論することで、コンセプトを進化させる。
・プロトタイピング:考えたコンセプトのプロトタイピングを考え、実施する。
この思考の流れを可視化すると以下のようになります。
スクリーンショット 2020-05-04 18.50.05.png

思考の流れのデザインについては、文科省のイノベーション対話ツールの開発という委託事業でその方法論を構築しました。興味がある方は、こちらからダウンロードしてください。

5/3,4の2日間でおこなったオンラインワークショップの11チームのアウトプットを集めたものをのせてみます。普通にオフラインでポストイットを使ってやったものと同じような感じですね!
でももっと読みやすいです。(画像は読める解像度ではないですが)

スクリーンショット 統合版.png
posted by しらぴー at 17:42| Comment(1) | デザイン思考

2020年04月21日

JICA Innovation Quest

途上国でのSDGsの多様な課題解決に向けて、JICA職員と民間企業からの参加者の共創によりアイデアを磨く、オープンイノベーション企画「JICA Innovation Quest(通称ジャイクエ)」を3ヶ月間、白坂研で支援させていただいていました。
ファイナルプレゼンテーションの報告の様子などが、JICAのWebサイトに公開されました。
ファイナルプレゼンテーションでの白坂のコメントの様子なども掲載されています。

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(出典:JICA Webサイト)
JICAのサイトはこちら

posted by しらぴー at 14:56| Comment(0) | デザイン思考

2020年01月06日

イノベーションのためのワークショップデザイン論

慶應SDMでは、”システムxデザイン”思考を使った新価値創造・課題解決を教えています。”システムxデザイン”思考のシステム思考部分として重要視している点の一つが「思考の流れをデザインする」というアプローチです。これは、自分たちのチームの思考の流れをデザインしながら進めることで、イタレーティブなプロセスに目的思考性を入れることになります。慶應SDMに入ると「デザインプロジェクト」という必修科目の授業でこれを身につけることをおこないます。
そして、これを学んだ人の次のステップがあります。それは、「イノベーションのためのワークショップデザイン論」という授業になります。これは、自分たちの思考の流れではなく、ワークショップ参加者(他人)の思考の流れをデザインする授業となります。正確には、ファシリテータとワークショップデザイナー(ワークショップをデザインする)は別の役割ですが、多くの場合はここを同一の人がやります。そうすると、ワークショップデザインがうまくいってなくても、その場のファシリテーションテクニックに頼ってなんとか回してしまうことが起きたします。しかし、大きなワークショップなどではこれが出来ないのと、あとはファシリテータがチームのワークに介入することで、ファシリテータのバイアスがチームのアウトプットに影響を与えてしまうことがあります。これを避けるためには、きちんとワークショップをデザインし、なるべくワーク中の介入をすることなく、ワークショップを進めることです。そのための考え方、ワークショップのデザイン法、自己評価を教え、それを実際に繰り返しやってもらうことで学ぶ授業となります。
教えている内容は、文部科学省の委託事業「イノベーション対話ツールの開発」で検討したものがベースとなっているので、こちらかみることができます。 
posted by しらぴー at 16:12| Comment(0) | デザイン思考