2014年04月27日

第2回デザインプロジェクト

デザインプロジェクトの第2回授業をやりました。
今回は、まずは引き算の宿題の発表から。これは、必須と思われるものを1週間やらない(引き算)ことによって、気がつかなかったことに気付くためのものである。今回は、その引き算を1週間やって、どのような気付きがあったかを発表するものでした。まずは、グループ内でシェアをし、各グループから1名ずつ、みんなの前で発表をしました。しかし、いきなり「食事」を1週間しなかった人の発表からはじまり、続いて「外食」の引き算(つまり、すべての食べ物を自炊)、ライフラインの引き算(家でガス、水道、電気をとめる)、鏡を引き算(自分の姿が映るものを避ける)、怒りを引き算、色を引き算(赤フィルムを張ったサングラスをずっとかける)、生野菜以外のたべものを引き算、親指を引き算、間接情報の引き算(つまり、直接入手した情報だけに限定)という、とてもこったものばかりでした。しかし、今年の引き算はすごかった。
続いて、バリューグラフ。これは、意味的俯瞰をするための手法で、「なんのため?」という問いを繰り返すことで、「上位の目的」を明確にする手法で、とても重要な手法のひとつとして位置づけられている。
その次は、デザイナーで、慶應SDMの特任教授の田子学先生のオブザベーションとプロトタイピングの授業。昨年度は、ガリガリ君をつかったのですが、今年度はポケットティッシュを使ったワークでまなびました。
続いては、富田欣和特任講師によるコーザルループの授業。システムを因果の関係で分析し、レバレッジポイントを探していく手法である。これは、SDM序論でも教えているので、午前の授業と午後の授業の両方をうけることで、より深く理解できたかと思います。
そして最後は、麻生陽平非常勤講師によるCVCA(顧客価値連鎖分析)とWCA(欲求連鎖分析)だ。これは、システムを価値の視点でみた分析/設計と、欲求の視点でみた分析/設計である。どちらもシステムソリューションを考える上では重要な考え方、アプローチである。授業としては、短時間での学習にはなるが。。。。
そして、宿題としてのワークとリーディング(関連論文)がだされて終了となった。
今回もスピード感あふれる授業であった。
posted by しらぴー at 11:15| Comment(0) | デザイン思考
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