2014年01月30日

INCOSE International Workshop


今年もINCOSEのInternational Workshopに参加してきました。今年はロサンゼルスでの開催でした。(来年も同じ場所での開催となります)参加者は430名強となり、過去最大の参加者数となりました。これは、一つには、米国西海岸という場所があるでしょう。米国西海岸は、防衛/航空/宇宙関連企業が多く存在しており、もともとシステムズエンジニアリングに関心の強い人たちの多い場所です。もう一つは、システムズエンジニアリングに興味を持つ人たちが増えて来たことがあげられます。元々、防衛/航空/宇宙ドメインの人たちが圧倒的に多い技術分野ではありますが、その後いろいろなドメインに広がっています。例えば、鉄道、エネルギー、バイオ、ヘルスケア、そして自動車などです。また、システムズエンジニアリングを適用するドメインが広がっているだけでなく、システムズエンジニアリングそのものもどんどん広がっています。例えば、システムサイエンス領域との融合、システムオブシステムズ化、モデルベースシステムエンジニアリング(MBSE)、ヒューマンセンタードデザインとの融合など、まさに日々進化しています。このあたりもますます多くの人がINCOSEに参加するようになっている原因と思われます。
今回は、主にAPCOSEといってアジアパシフィックのメンバーグールの会合、Automotive WGといって自動車関連企業の集まりに主に参加しました。欧州を中心とした自動車業界はシステムズエンジニアリングに注目し、どんどんINCOSEに参加してきています。いや、自動車業界だけではないですね。スマートグリッドをはじめとした電力、鉄道、バイオ、ヘルスケア。以前は防衛や宇宙分野の関連企業ばかりでしたが、どんどん広まってきています。
最後に、今年は、最後のクロージングセレモニーで各ワーキンググループ(WG)がパネルを出して、WGの活動を報告する形式での発表が行なわれました。各WGの活動も見ることができ、とてもいいクロージングセレモニーとなりました。
毎年、INCOSEのInternational Workshop、International Symposium、そしてAPCOSECとINCOSEだけでも最低3つの活動が毎年あり、差に他のチャプターの活動もあり、いろいろと新しい情報を得るチャンスも多いです。

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posted by しらぴー at 16:53| Comment(0) | システムズエンジニアリング
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