富田市長から、「この街の災害対策のコンセプトを提案せよ」との指⽰があったという想定で、災害対策のシステム設計を⾏い、コンセプトとして提案するという演習です。

モデルとしているのは、宮城県石巻市で、地形情報、産業情報、人口情報などをあたえ、災害としては津波を想定した上で、災害対策のコンセプトを考えるという演習になります。いつものとおり、要求分析とアーキテクチャ設計をおこなうのだが、今回は網羅性を考えるとあまりに時間がかかるため、網羅性は無くてよいので、自分たちのコンセプトの特徴を中心にデザインするというお題としました。


例えば、災害発生におけるライフサイクルをどのように考えるのか、どのようなコンテクストやユースケースに着目するのかなど、コンセプトのポイントとなるところを見つけ、考えていきます。


もちろん、最後は各チーム毎に、自分たちの作ったコンセプトを発表し、質疑応答や教員からのフィードバックを得て終わりになります。

さすがにもう春学期も終わりに近づいてくると、学生たちも発表なれしているのか、特に緊張することもなく、自分たちの伝えたいところをうまく伝える発表をしてくれます。会社で自分の意見が通り易くなったと言ってくれる学生もいますし、就職活動でもいいところにどんどん決まるのがよくわかります。
