第7回までで学んだシステムズエンジニアリングの考え方、アプローチをビジネスシステムのデザインに活用していくというとてもSDMらしい授業となります。
ということで、今回から講義を非常勤の富田さん中心で進めていきます。

富田さんは自分で3社の会社を経営しながら慶應SDMの修士を卒業し、慶應SDMで学んだことを実際のビジネスで実践してくださっている方です。実践で使っていてどうなのかというのがとてもよいフィードバックになっています。
こういうことを知っている学生も積極的にグループワーク中に富田さんに質問をしています。

今回のビジネスシステムデザインは、慶應SDMの授業でいうとちょうどデザインプロジェクトからSDM序論へのつなぎの役割をしてくれます。もう少し一般的な言葉でいうと、デザイン思考のようなやり方でビジネスのアイデアを考え出し、それを顧客へ届ける価値の観点でキチンとデザインするのがこのフェーズになります。

今回のお題としては、衰退している街の写真館のビジネスがどうなっているかを考えることをやりました。
慶應SDM的にいうと、このデザインがあって、もう一つの授業である「起業デザイン論」につながり、実際にビジネスをおこしていくという流れになっています。
時間いっぱいを使ってグループワークで、ビジネスシステムのデザインのうち、要求分析にあたる部分のワークをしました。

