よくシステム開発のマネジメントとプロジェクトマネジメントを混同して、PMBOKを勉強すれば開発マネジメントも理解できると思っている人もいますが、残念ながらそうではありません。プロジェクトマネジメントは、一般的なプロジェクトマネジメントのハードスキルをまとめた知識体系であるため、システム(ハードウェアとかソフトウェアという狭義の意味ではなく、より後半な範囲を含む広義の意味)の開発のマネジメントを行なうためには、十分ではありません。
では、何が必要なのかというと、Vモデルの本質的な理解とシステムライフサイクルの本質的な理解が必要です。もちろん、細かくいうと、いろいろなことを知っておいたほうがいいですが、この2つを知らないと計画すら全くたてられません。
このVモデルとシステムライフサイクルも混同している人が多く、話を聞いていると「あ〜、そう理解しちゃってるのかぁ〜」という人に時々出会って、残念に思ったりします。
ということで、第4回のSDM序論では、ペーパータワーとマシュマロチャレンジを使って、このあたりを理解してもらいました。特に「デザイン思考だけやってても、結局何も実行できない」というようなことのないように、SDMでいうところのデザインプロジェクトからシステムデザインへのつなぎも含めて体感的に理解してもらいました。
ペーパータワーは、紙を使って作るタワーで、これでいろいろなことを学ぶことができます。



マシュマロチャレンジはもちろん、あの、マシュマロチャレンジです。
これをペーパータワーと組み合わせることで、単独でやるよりより多くの学びを得ることができます!


