2013年05月13日

第1回OpenKiDS

2013年度の第1回OpenKiDS (Keio Innovative Design School)を開催いたしました。
2012年度は、3時間のOpenKiDSを4回1セットにして、合計12回開催いたしました。
このやり方ですと、参加者のほうも、運営者の方もそれなりな回数の日曜日を要してしまうという欠点があったので、今年度は、終日で1セットとなったものを年間に4回おこなうことといたしました。

今年度第1回目のOpenKiDSのお題は「システム思考とデザイン思考 徹底比較ワークショップ」。慶應SDMでのアプローチである「システム思考xデザイン思考」の特徴を体感してもらうため、各ステップでシステム思考とデザイン思考の両方を体験してもらいながら徹底比較をするという趣向になっています。

今回は、参加者自ら3つから一つのテーマを選んでいただき、ワークショップを進めていくことにしました。選択できる3つのテーマは以下の3つです。
・未来のスマフォはどうなる?
・未来のモビリティはどうなる?
・未来のデパートはどうなる?

まず、最初にアイスブレークから。アイスブレークは、Body storming。Body stormingはd-schoolでも使われていて、NHKで放映されたティナ・シーリングによるstanfordの白熱教室でも使われたとても有名な方法です。1日のグループワークをするので、協働作業を妨げるチームメンバー間のアイスを溶かすところから始まります。通常は、ニックネームをつけた状態で始めるのですが、今回は、最初がフィールドワークということで外に出て行くので、意識的にニックネームはやめました。(ニックネームをつけたままフィールドワークにいくのはちょっと。。。ですもんね)

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ということで、最初は前野先生によるシステマティックな調査とフィールドワーク。いわゆる左脳で行われる調査と、右脳で行われるフィールドワークの説明をした上で、実際に外に出て演習をしてもらいました。この演習では、仮説を持ち、インタビューで意識下の声を聞くシステマティックな調査と観察によって仮説があぶりでてくるのを待つフィールドワークの2つを意識してもらっておこないました。もちろん、それほど長くない時間ですので、なかなか仮説があぶりでてくるまでのフィールドワークができなかった人も多いとは思いますが、システマティックな調査とフィールドワークの違いが体感できていればうれしいです。

次に、白坂がシステマティックな議論とブレーンストーミングの違いを担当しました。
ブレーンストーミングでは、いつものハーバードビジネスレビューやサイエンスの記事をもとに、協働によりアイデアが創発されることを示した上で、正しいブレーンストーミングの説明をしました。そして、なぜ、この正しいブレーンストーミングによって、一人では出せないアイデアが出せるのかを脳科学の検知から説明しました。
次に、システマティックな議論として、今回は2つの可視化手法を活用しました。一つはバリューグラフで、もう一つは親和図です。単なるブレストをまとめる親和図ではなく、バリューグラフで導出した価値を考えながら親和を考えていくという大変システマティックなアプローチをワークショップでやらせていただきました。

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そして最後に、保井先生によるプロトタイピングです。こちらも、右脳的な共感のためのプロトタイピングと、左脳的な検証(Verification)と妥当性確認(Validation)のためのプロトタイピングをスキットでやっていただきました。

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初めての丸一日のKiDSとなりましたが、多くの方に満足いただける内容となりました。

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posted by しらぴー at 18:08| Comment(0) | デザイン思考
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