2013年04月27日

第3回SDM序論

第3回のSDM序論は、湊准教授によるシステムシンキングです。第2回のロジカルシンキングでは、論理的に考えることを教えました。大きくて複雑なことに対処しようとすると、何らかの視点で分解し、それらの関係性に注意を最大限に払いながら分解された個別要素に対処をし、それらを統合するために必要なスキルになります。実は、因果関係ループを考えるときにも、対象を因果で分ける必要があるため、システム思考だからといって実際には分解をしていないわけではなく、分け方の視点がかわっているだけという点も注意が必要です。
今回は、システム思考として因果関係ループを教えています。因果関係ループは、因果の関係でシステムを分解しているのですが、それを「システム思考」と呼んでいるのは、分解したあとの関係性に重きを置いているからです。通常は、分解して、分解された個別要素に注目するのに対し、因果関係ループは、分化した個別要素間の関係に注目する点が今までとは違う点です。
今回は湊先生の授業だったため、特に予習はなく、その場で学びながら、演習をしながら授業は進められていきましたので、学生達も通常の授業と同様に受講できたようです。
次回からは、また白坂が担当しますので、学生達には脳をフル回転してもらうこととなりますね。
posted by しらぴー at 12:00| Comment(0) | システムズエンジニアリング
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。