地域活性学会の第2回地域活性化メソドロジー研究会を協生館で開催いたしました。この地域活性化メソドロジー研究会は、各地で行われている地域活性化の実例を元に、どのようにすれば地域活性化ができるのかを方法論(メソドロジー)にすることを目標に活動している研究会になります。
法政大学の中嶋教授が主催で開催されているこの研究会ですが、いろいろな視点での発表があり、とても素晴らしいものでした。
今回のテーマとしては、
・ご挨拶
・前回の部会の振り返り
・地域活性化へのオープンデータの活用
・地域活性化研究の計量分析
・GIS統合プラットフォームを用いた主観アプローチによる地域活性化度の定量化・地図化
・「吉備野工房ちみち」の取り組みの事例報告
・多自然町村の持続可能モデルに関する調査研究の報告
・ディスカッション
といったものとなっていました。この中でもとても興味深かったのは、慶應SDMの保井教授が発表された
「GIS統合プラットフォームを用いた主観アプローチによる地域活性化度の定量化・地図化」でした。
これは、既存の調査データを元に、日本全体の地域活性状況がどのようになっているかを可視化するという
取り組みでした。決して、統計的に言えるだけのデータがある訳ではないのですが、この俯瞰図を見ている
だけで何か関係があるのではないかとの感じを受けました。特に中嶋教授からの、「活性」しているかどうかは
周りとの比較で感じられるので、周りとの関係を見るのがよいという指摘は、とてもリーズナブルで合点のいく
ものでした。まだまだデータ数が足りないものではありますが、こういった可視化の取り組みがメソドロジーへ
繋がる一歩であるということを強く感じさせられるいい研究会でした。
白坂も、これまで何度か地域活性学会へ発表させていただいていますが、引き続き特にメソドロジー化で貢献
していきたいと思っています。
2013年04月25日
第2回地域活性化メソドロジー研究会
posted by しらぴー at 11:46| Comment(0)
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