新入生にどのゼミでどのような活動をしているかを紹介するポスター交流会が開催されました。
このポスター交流会では、在学生が、各ゼミでどのような研究がおこなわれているのかを紹介する会となっています。
通常の大学院では、どこか一つの研究室に所属し、その研究室の研究内容をとことん極めるということをやっていきます。慶應SDMは、元々の考え方として、俯瞰的な視点を身につけるということを目的にしていますので、通常とは少し違った考え方をとっています。つまり、基本的には慶應SDM全体として研究をサポートしていくという考え方です。もちろん、最終的には、1語1句をチェックし、きちんとした論文をしあげるために、担当教員を決める必要があります。ところが、これは論文の責任を持つ担当の教員を決めているだけで、研究の指導をその先生だけに限定するという意味ではありません。このあたりが普通でないので、学生たちはとても気にしながら先生選びをします。しかしながら、別に他の先生のところの学生だからといって研究の指導を断る先生はほとんどいません。白坂のところにも毎年定期的に他の研究室の学生が来ますし、ヒューマンラボには、前野研にも白坂研にも所属してない学生が多くいます。それはゼミだけではなく、合宿でもそうです。そのあたりを説明すると、多くの学生はびっくりするとともに、とても喜びます。
白坂研は、システムデザインメソドロジーラボという名前がついています。白坂研の特徴は、「メソドロジー」を研究しているという点です。バックグラウンドや専門分野(特に適用分野)は全く違っていても、みんな何らかのメソドロジーを作り上げようとしているという点で共通しています。ですので、英語の教育法を研究する人がいれば、人工衛星の開発法を研究している人もいるわけです。
白坂研のゼミは、前野研のゼミと共同で土曜日の夕方に拡大ヒューマンラボとしておこなっています。本当にいろいろな研究を、本当に多様な人からコメントがいただけるため、常に研究の本質的なところを気にしながら、その有用性を気にさせられるとても楽しいゼミとなっています。
また、白坂はアーキテクティングゼミという横断型のゼミも開催しています。この横断型ゼミというのは、所属している研究室にかかわらず参加ができるゼミです。白坂研でも参加する必要はありませんし、逆に他の研究室であっても自由に参加できます。多くの卒業生が参加してくれていることもあり、とても高度なゼミとなっています。一時期は、M1の参加を断っていたのですが、あまりにも要望が多かったのでM1の参加も認めるようになりました。
今回のポスター交流会では、M2と卒業生がメソドロジーラボの紹介に来てくれ、新入生に説明してくれました。忙しい中ありがとう!
2013年04月20日
ポスター交流会
posted by しらぴー at 22:56| Comment(0)
| SDM
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