2013年03月24日

イノベーション教育学会第1回年次大会

3月21日及び22日にイノベーション教育学会の第1回年次大会が東京大学で開催され、慶應SDMからも多くの学生、教員が参加しました。
今回は、第1回目の大会ということで、イノベーション教育学会の設立の中心となった東京大学のi.schoolが主催者となりました。1日目の3月21日はi.schoolの横田さんファシリレータによるワークショップでした。ワークショップのお題は「キャンパスライフのサービス・イノベーション」。これをアブダクションを使っていくワークショップとなっていました。
我々とはちょっと違ったワークショップデザインとなっており、参加はできませんでしたが、見学をさせていただき、大変勉強となりました。特に、来年度には、「イノベーティブワークショップデザイン論」という授業で、ワークショップを含めたイノベーション創造の流れをデザインするための授業をするため、他の人のデザインしたワークショップを評価する必要があるのですが、そのためのベースにもなり、とても有意義な時間をすごすことができました。
3月22日は、基調講演と展示発表とパネルディスカッションが行われました。基調講演では、まず、東京大学i.school エクゼクティブ・ディレクター 堀井秀之教授が「イノベーション教育学会は何を目指すのか」というタイトルで、イノベーション教育学会がどのような考えで摂理され、どのような学会となることを目指しているのかについて説明がありました。続いての講演では、九州大学QREC センター長 谷川徹教授が「九州大学QRECの取組みとイノベーション教育学会への期待」というタイトルで、九大QRECにおける教育活動を説明されました。なるほど、QRECはアントレプレナーシップの教育を提供する組織としてよく考えられてつくられていることを理解することができました。素晴らしい出身者が母校のために寄付をし、それで新たな人材を育てるという素晴らしい流れの中で進められていることを認識しました。講演の最後には、私、白坂が慶應SDMの活動と、イノベーション教育学会への期待を「慶應大学SDMの取組みとイノベーション教育学会への期待」というタイトルでお話させていただきました。慶應SDMのイノベーション教育は、アイデアを創り出すところから、最終的にそれを実現するところまでをシームレスにおこなうための教育をおこなっています。もしかしたら、社会人を中心とした大学院教育としてやっているからこそこれほどうまくできているのかもしれません。慶應SDMはシステム思考的な考え方とデザイン思考的な考え方の融合をおこなっているアプローチです。本来的に相反すると考えられているこれらですが、実際に現場で活躍されている方々とお話をすると、決してそうでは無いということを感じることができると思います。この辺りは、展示発表でも多くご意見を頂きました。
展示発表では、慶應SDMからは多くの発表をさせていただきました。もちろん、慶應SDMの中心である「デザインプロジェクト」という授業の発表もおこなっています。これ以外にも、社会人教育として、日比谷図書館で開催させていただいたワークショップベースのイノベーション教育も発表いたしました。もちろん、OpenKiDSとして1年間に全12回の公開ワークショップを様々なテーマ(未来をつくる、事業をつくる、自分をつくる、地域をつくる)でおこないましたので、これらについても発表しています。更に、介護問題、コミュニケーション問題、地域活性など、多様なテーマにおける教育を発表させていただきました。どの発表も学生や先生方が説明員としてポスターについていたのですが、とても熱心に質問されることが多く、本当に多くの質問をうけたようです。説明員の学生は、とてもいい刺激やフィードバックをうけたということで、説明員たちは、大会終了後もかなり興奮していました。実際、懇親会では本当に多くの人からお声がけいただき、慶應SDMの行っている教育についていろいろと意見交換をさせていただくことができました。これも本当に我々にとっても、自分たちの活動を居直す良い機会であったと思っています。
この展示発表の終了後は、パネルディスカッションにパネリストとして参加させていただきました。
パネリストとしては、九大QREC谷川徹教授、九大芸工平井康之准教授、東北大学SSD本江正茂准教授、京大十河准教授と白坂が参加し、東大堀井教授がモデレータとして参加しました。通常の学会ではありえないくらい会場の参加者からの質問や意見がいっぱい出て、とても盛り上がりました。
その後、参加者含めて懇親会をして、終了となりました。
とてもいいイノベーション教育学会第1回年次大会となったのは、東大i.schoolの皆様が、堀井先生を中心してとてもよく準備をされていたからだと感じました。来年度以降が楽しみです。

posted by しらぴー at 15:36| Comment(0) | デザイン思考
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