2013年03月17日

ヒューマンラボ修了者送迎コンパ

昨日、拡大ヒューマンラボの修了者送迎コンパをおこないました。拡大ヒューマンラボは、前野研(ヒューマンラボ)と白坂研(メソドロジーラボ)の合同ラボで、毎週土曜日の夕方にゼミを開催しています。
昨日のコンパでは、この3月の修了者のうち5名が参加しました。(多くの新卒は卒業旅行に行っていたりして、残念ながら全員の参加とはなりませんでした。)コンパといっても、人数が多いため、いつもと同じく飲み物と食べ物を買ってきて、教室でおこないました)
ヒューマンラボのおもしろさは、各人の研究テーマが大きく、とても扱えそうにないものであるにもかかわらず、しっかりと本質を抑えながら研究を進められるところです。緻密な論理と、しっかりした検証と妥当性確認をみんなできるつのは、複数教員や研究者、多くの優秀な学生が、毎週のゼミでキチンと指摘し、議論するだけでなく、必要があれば個別に研究相談を受けながら一緒に考えるという文化ができているからだと思います。今年も、人工衛星の品質保証から日本式の新しい農業の在り方、ダイバーシティ理解、サステナブルなアーチストビジネスや世界平和の方法論まで多種多様で一つのゼミで扱っているとは思えないほど多様な研究が発表されます。これを理解し、自分なりの考え方をぶつけて行くことで聞いているほうも鍛えられますし、発表しているほうも多様な意見を聞くことができ、自分の研究を多面的に考えることが出来るようになります。実は、先生もいろいろな生徒のいろいろな経験、研究を通じてすごく学ばせて頂いています。私もこれほどエキサイティングな
空間に長時間身を置いていたことは正直ないと思っています。
前の会社でも、入社後、希望の人工衛星開発関連の部署に配属され、更にその中でも間違えなく日本トップクラスの人達と仕事をさせていただいていた時期があります。この時は本当に仕事が楽しくて仕方がなかったという覚えがあります。慶應SDMにきてから、全く同じ感覚を味わっています。しかも、大学を出立てのころよりも全然成長しているはずの今でさえ、「こんなにすごい人が同時に集まる空間で一緒に議論し、学べたことはない」と本当に思っています。きっと日本のほとんどの大学院は、ほぼ等質な人のみが集まっているので、なかなかこのような感覚を味わえていないと思えてしまうのがちょっと残念です。
今回、修了する学生に聞いても、多くの人が学生生活はとても大変だったけど、大変満足いくもので、今後も引き続き慶應SDMに係わって行きたいという感想を述べてくれているのが、そのすばらしさをあらわしているんだと思います。
気になる方は、慶應SDM学生・卒業生のブログやFacebookページがありますので、ぜひそれらを見て見てください。彼らの見てきたこと、感じたこと、学んだこと、そして新たに生まれた出会いなどがたくさんちりばめられていると思います。

最後に、3月で修了していく学生のみなさん、本当に2年間ありがとうございました。この2年間、みなさんのおかげでとても充実した、忙しいけど楽しい時間を過ごすことができました。そして、そのおかげで、また来年度からの授業も改善し、新入生がさらに満足できるものになっていくことにすることができると確信しています。引き続き、慶應SDMをよくするだけでなく、よりよい世界になるよう一緒にがんばっていきましょう!
posted by しらぴー at 11:57| Comment(0) | SDM
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