2013年03月11日

OpenKiDSシーズン4エピソード2(欲求連鎖分析(WCA)による「地域(まち)の居場所」デザイン)

OpenKiDSシーズン4エピソード2は、「地域(まち)の居場所」のデザインということで、慶應大学の坂倉先生と一緒にワークショップをさせて頂きました。坂倉先生は「芝の家」という「居場所」をデザイン運営されている方で、その人柄を現したかのような芝の家には多くの人達が自然と集まってきています。また、慶應での授業も大変人気がありいつも席が満席になるそうです。
この坂倉先生が芝の家を運営する中でわかってきた、「まちの居場所」にどのように人が係わりながら主体的に活動をするようになるのかを分析し、体系化したのが段階成長モデルです。この段階成長モデルは、マズローの欲求階層モデルをもとに、芝の家のボランティアの成長過程をモデル化したものとなっています。
今回は、この段階成長モデルと、慶應SDMで開発した欲求連鎖分析とを使って、人の段階的な成長を考慮した居場所をデザインするというものでした。相変わらず短時間なので、全てのチームが完璧にできたというわけではないのですが、予想以上にみなさんデザインができていてびっくりしました。
更に最後の発表は単なるスキットではなく、プレイバックシアター方式の即興をいたしました。即興は学術的にもその効果が認められているもので、参加者がコンセプトをよく理解していてはじめてきちんと演技ができるものとなります。
プレイバックシアターとは、観客からその場で概略のストーリーをいただき、それにそった演劇を即興でおこなうものです。
今回は、各チームが考えた居場所にやってくる人の設定を観客にきめていただき、各チームは、その人がやってきて、どのように成長していくかを即興で演技してもらいました。即興ですが準備時間を10秒だけ用意して、役割ぎめ等をできるようにしました。
さすがに自分達でデザインした居場所だけあって、突然の無理な設定でもみんなきちんと演技をし、自分達のデザインした居場所をプロトタイプしてくださいました。
いくら計画を練って、時間をかけて計画書をつくっていても、現実には全く想定していないタイプの人がやってくる。そんな人に対してどのように反応できるかが現実にはその居場所の評価に直結してします。そんなコメントを述べる坂倉先生からは、何年も実際に芝の家という居場所をデザインし、運営してきた人だけのもつ説得力がありました。段階成長モデルとWCAとの組み合わせは、想像通りとっても強力な居場所のデザイン手法でした。
posted by しらぴー at 13:36| Comment(0) | デザイン思考
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