2013年01月26日

宇宙飛行士の方々と。。。

先日、2008年度の宇宙飛行士試験を一緒にうけ、見事に合格された宇宙飛行士の大西さん、金井さんが、訓練で日本に帰国されるとのことで、久々に宇宙飛行士試験セミファイナリストメンバーと懇親会をしました。

お二人ともとても元気そうで、訓練も楽しんで受けられているのをお話から痛感しました。
(ここでは書けないプライベートの話はとても,,,,ねぇ(^^))

ご存知の方も多いと思いますが、白坂は、1998年度の宇宙飛行士試験と、2008年度の宇宙飛行士試験の2回の宇宙飛行士選抜試験を受けました。もちろん、選抜されなかったので、宇宙飛行士という職業には就いていないのですが。。。。

1998年度のときは、古川宇宙飛行士、星出宇宙飛行士、山崎宇宙飛行士(当時はまだ角野だったかな)が宇宙飛行士に選抜されてました。また、2008年度のときは、今回は帰国されていない油井宇宙飛行士、大西宇宙飛行士、金井宇宙飛行士が選抜されています。

この宇宙飛行士選抜試験は、宇宙兄弟のおかげで一躍有名になりましたね。宇宙兄弟はとても有名ですが、もちろん、主人公は選抜されていきます。しかし、白坂は残念ながら、どちらもセミファイナル(約50名)までしかいけませんでした。
ところが、このセミファイナリストがとても面白い人の集まりなんです!
前回の1998年のときのセミファイナリストメンバーもメーリングリストをつくり、試験が終わった後も交流が続いています。
これは、その前から続いているもので、例えば、野口さんが選ばれたときのセミファイナリストグループは、「5thstar」というグループ名で活動しています。5thstarはサイトももっています。
http://www.geocities.jp/astroalumni/5thstar/


1998年度のセミファイナルグループは「ISSAC98」、2008年度のセミファイナルグループは「49ers」です。
どちらもとても面白いメンバーです。実際、2008年度の試験を受けるとき、出願するかどうかとても悩みました。宇宙飛行士試験の準備の大変さや、会社との兼ね合いの難しさなど、いくつもハードルがあることが分かっていたからです。更に10年の間にとっても年をとってしまっていることももちろんありました。(実際、ISSAC98のメンバーで2008年度も出願したのはほんの数名ですし、セミファイナルまで残ったのは白坂1名でした。)
しかしながら、最後に出願を一押ししてくれたのは、ISSAC98の人たちとの出会いでした。「また、あんなに面白い人たちと会えるかも!」という想いがあり、最終的に出願しました。

ただ、私も宇宙飛行士試験に合格するには、いろいろなハードルがあります。健康面もそうですが、知識を問う試験もそうです。試験では実際に「イオン化傾向」を覚えてないと解けないような問題も出ています。そういった忘れてしまった知識をもう一度ひっぱり出す勉強、健康診断や体力測定をパスするためのトレーニング。これらを更に忙しくなった業務が終わった後にするのはやはり大変なことでした。
しかも、宇宙飛行士試験は、会社からみれば単なる「転職活動」です。会社の同僚の多くは、応援をしてくれていましたが、会社としてはもちろんそんなことはありません。こういったことを超えて、やっとのことでセミファイナルにたどり着くと、同じものを目指した多くの貴重な友人をえることができるのです。
もちろん、その中の数名は宇宙飛行士になりますし、なかなかエキサイティングです。

慶應SDMに来てからは、毎年のように素晴らしい人たちと出会い、自分の人生が想像もしていなかったほうにどんどん進んでいくのも、同じような喜びだなぁ〜と思っています。
宇宙飛行士試験も、慶應SDMも、人とつながり、一緒に新しいことを始めるすばらしい場の一つとして大切にしていきたいと思っています。

ちなみに、よく、「次回も宇宙飛行士試験受けますか?」と聞かれます。いや〜、いつあるんですかね、次回。
もうそろそろ無理かな(笑)

49ers.jpg
posted by しらぴー at 14:16| Comment(0) | 宇宙開発
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