2013年01月23日

修士論文指導

最近は毎日のように修士2年生の修士論文の打ち合わせを行っています。
慶應SDMは、1年目で徹底的にSDM学を教えます。このため、授業の比重がとても重くなります。授業自体は面白く、多くの学生が必要単位数を大幅に上回る講義を受講します。しかし、もちろんしっかりと課題の出る授業も多いので、毎日毎日課題に追われながら過ごす1年になります。もちろん、この期間に研究の土台となる既存研究の調査なども進めていくのですが、SDM学は入学後に学ぶ人がほとんどですので、1年目は徹底的に授業を理解することに重点を置くように白坂研では指導をしています。
修了生に話を聞いてみると、やっぱりSDM学の基本となるところであるシステムズエンジニアリングやデザイン思考などをきちんと理解していないと、2年目の研究をスムーズに進めることができないとのことでした。急がばまわれではないですが、きちんと基礎となる考え方を抑えていないと、2年目の研究でもったいない詰まり方をしてしまうようです。
最近も、研究について説明を受けているときに、「このインタビューの位置づけは?」、「これはverificationなの?Validationなの?」という質問などをしたときに、基礎が理解できている人は、実際に研究のときにきちんと考えているので、どのように考えてインタビューをしたのか、アンケートをしたのかを答えてくれ、だからこのように分析・評価しましたと説明してくれます。こういう議論ができると、とてもSDM的であり、共通言語を理解していることの強力さを痛感します。
女性のライフスタイルの研究から、ロケットや人工衛星の開発に関する研究まで、本当に幅広い修士論文をみさせていただき、本当に毎年修士論文の説明を聞くのが楽しいです。
また、多くの学生が、「研究が本当に楽しくなってきました」と声をはずましながら、自分の修士論文の面白さについて説明してくれるのを聞いていると、こちらもちょっとうれしくなってきます。
3月修了候補生は、修士論文にかけれる時間はもうあまりありませんが、ここから最後の最後まで手を抜かずがんばることで、論文の出来がさらに一段あがるのを毎年見てきているので、ぜひ体を壊さない範囲でがんばってもらえればと思っています。

M2生、がんばれ!!

posted by しらぴー at 02:44| Comment(0) | SDM
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