今日は、授業で「システムアーキテクティングとインテグレーション」というコア科目のグループワークの発表がありました。
この授業は、コア科目ということで、修士学生の必修科目となっていますが、特にアーキテクティングとインテグレーションについてよりより深く学ぶ授業となっています。
授業の中では、多くの事例を含めたハードウェア&ソフトウェアシステムについてのシステムアーキテクティングとインテグレーションを学ぶだけではなく、それらを社会システムに適用した場合にどのようにすべきかについても学ぶことができます。
実際、グループワークの課題も、駅前の放置自転車をなくす社会システムのアーキテクティングとインテグレーションを考える課題、新たな嗅覚機能のついたスマートフォンについてアーキテクティングとインテグレーションを考える課題、チベットの山奥での自立エネルギーシステムについてアーキテクティングとインテグレーションを考える課題、そして、組織に、従来の経験と勘に加え、SA&Iの考え方を円滑に導入するためのアーキテクティングとインテグレーションについて、各グループごとに選んで取り組んだ結果を発表するというものでした。
学生はほとんどが1年目の学生ですので、丸1年間慶應SDMでのいろいろな講義を受けたということもあり、かなりレベルの高い検討が進められていたと思います。特に、入学当初では、社会システムのアーキテクティングとインテグレーションなど、その言葉を聞いても全くイメージをつかめなかった人が多かったと思うのですが、今回の発表を聞いていると、提言を設計するところから、具体的な仕組みまできちんと設計できるレベルになってきたなぁと感じることができました。
実際に、一部の学生からはそのアプローチについて質問を受けたりしていたのですが、最近では慶應システムズスクールを始めたこともあり、まとめて復習をすることもできますし、e-learningで自分が過去に受講した授業を見直してみるということも可能ですので、何度も繰り返すことでどんどん理解を深めることが可能です。
今回のシステムアーキテクティングとインテグレーションは西村先生が全体をとりまとめらいらっしゃいますが、白坂がまとめているシステムデザインマネジメント序論でも卒業するまでに4回受ける学生もいました。その人がいうには、毎回新しい発見があるとのことでした。もちろん、授業自体も毎年進化させているのですが、学生自身が成長しているため、毎回異なることに気づくようになるというのが主な原因かと思っています。
今回のグループ発表は5チームということで、あと5チームの発表は次の機会ということで、とても楽しみです。
2013年01月19日
システムアーキテクティングとインテグレーショングループワークの発表
posted by しらぴー at 16:12| Comment(0)
| SDM
この記事へのコメント
コメントを書く