、慶應SDMのシステムズエンジニアリングセンター主催によるOpen KSS(慶應システムズスクール公開ワークショップ)を開催いたしました。当初の募集では、30人程度を想定していたのですが、KiDSの影響でしょうか、100人近い人にご申し込みをいただきました。このため、急遽、大きな部屋に変更にて、申し込んでいただいた全員にご参加いただけるようにいたしました。
スタップ側も急遽、慶應SDMでシステムズエンジニアリングの基本を理解している人を多く集め、みなさまからのご質問にお答えできるようにいたしました。
このワークショップでは、システムズエンジニアリングのすごく基本的なところである「要求分析」と「アーキテクチャ設計」のところを理解していただき、そのやり方を”非技術システム”に適用していただくということを体感していただきました。具体的には、「○○なカレーライス」というものを設計していただきました。この「○○」というものがくせ者です。(笑)実際には、「バンジージャンプをしながら食べるカレーライス」、「真っ暗闇で食べるカレーライス」、「満員電車で食べるカレーライス」などこちらが用意したリストから一つを選んでいただき、その要求分析をし、分析結果に基づいてアーキテクチャを設計するということをおこないました。
私たちが意図していたのは、このワークショップに参加していただくことで、システムズエンジニアリングでおこなっている「要求分析」や「アーキテクチャ設計」というものは、決して技術者のみがいわゆる”技術的なシステム”を開発するときだけのためでなく、より汎用的な考え方であるということを体感していただくというものでした。
実際に、参加した方で、エンジニアではない多くの方に体感していただけたようで、少し安心いたしました。
もちろん、システムエンジニアリングは、技術者の方が、汎用的にいろいろなものの設計にも使えるものですので、次のワークショップはそのあたりを体感していただくためにじっくりと時間をかけてやりたいと思っております。