昨日から、MIT SDMコースの学生が1名、短期(約2ヶ月)の留学生として白坂のところに来ました。彼は、Space Xでロケットの安全システムの担当をしており、打ち上げの緊急停止機能の開発リーダをしていたとのことです。SpaceXでは5年間働いていたとのことですが、一歩上を目指すためにMIT SDMコースに入学したようです。
Space Xといえば、HTVと同じような宇宙ステーションへの補給機であるDragonを民間として開発運用している企業として最近ニュースに良くでますが、もともともは低コストの打ち上げロケットであるFalconシリーズで有名でした。彼はそのFalconシリーズの安全システム設計と担当したようです。
この学生は、論文の最後として、白坂のところでいろいろと議論をして研究に反映したいという大変うれしい理由で短期でわざわざ日本にまで来てくれました。白坂がHTVのシステム安全を担当していたことをMITの先生方から聞いたそうです。
彼の指導をおこなっているProf.Hoffmanは元NASAの宇宙飛行士であり、現在MITのAeroAstroで教鞭をとられています。
ちなみに、MIT SDMとKEIO SDMは協定を結んでおり、相互に交換留学をすることができるようになっています。しかも、追加の授業料等は不要です。慶應SDMの授業料は確かに国内的に見ると高いですが、世界からくる先生方の集中講義を受けることができ、しかもMITをはじめ、世界のトップクラスの大学に受領業追加なしで留学可能なことを考えると、むしろ安いくらいなのではないでしょうか。
世界トップクラスの人たちと切磋琢磨したいモチベーションの高い方は、ぜひともご入学ください!
2012年12月26日
MIT SDMからの留学生
posted by しらぴー at 12:13| Comment(0)
| SDM
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