2012年12月12日

超小型衛星のための試験標準化にむけたワークショップ

超小型衛星のための試験標準化に向けたワークショップに参加させていただきました。
この活動は、九工大の趙先生が立ち上げられたプロジェクトで、経産省の支援を受けて活動をしております。
そもそも、超小型衛星のための機器を調達しようとインターネットで調べると、なにやら怪しげな会社、機器がたくさん出てきます。このとき、何らかの標準があれば、少なくともある一定のレベルの品質保証がされているという参考情報になります。しかしながら、現状はそのようなものがないので、全くわからない状況です。売る方にとっても、国の宇宙機関の要求に満たすほどの検証をすると、それだけで膨大なコストがかかってしまい、とても高くなってしまう。じゃぁ、どこまで検証しておけばいいのかというと、その基準となるものがないのです。
こういった、売る側、買う側両方のことを考え、ISOの規格をつくってしまおうというのがこの活動の目的になります。

今回のワークショップでは、世界中から約20名ほどの、超小型衛星開発関係者が集まり、いろいろな情報交換及び意見交換が行われました。その中では、九工大の試験設備を使った試験の実演や、九工大の作った超小型衛星の紹介などもあり、とても興味深いものでした。

posted by しらぴー at 11:00| Comment(0) | 宇宙開発
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