7/26のDX initiativeというイベントで、「システムアーキテクチャ〜デジタルトランスフォーメーションのための社会・産業構造デザイン〜」というタイトルで講演させていただきました。40分という短い時間でしたが、なるべく事例も交えながらシステムアーキテクチャの概念を講演させていただきました。
講演概要ではこのように書いていました。「デジタルトランスフォーメーションは、単なる会社内の仕組みの変革ではなく、社会・産業構造を変革することが可能である。そのためには、社会・産業構造をデザインすることが必要となってくる。社会や産業をシステムとして捉え、システムアーキテクチャとして社会や産業構造をデザインすることがどういうことなのか、そのアプローチを紹介する。」
実際の講演では、特にSociety5.0のつながる社会を実現するためには、データのインターオペラビリティ(相互接続性)だけでは足りないという話をはじめて明確にはなさせていただきました。もちろんデータのインターオペラビリティも必要です。でもそれだけでは足りないのです。ポリシーのインターオペラビリティがないと、せっかくデータはインターオペラブルにしていても、相互にデータを交換することができません。さらにガバナンスもインターオペラビリティが必要となってきます。そうでなければ協働をすることができません。
また、ルールをアーキテクチャの中に埋め込むという話もさせていただきました。このあたりは「CODE 2.0」を読んでる人たちからすると普通の概念なのですが、エンジニアは意外と認識してないんですよね。
講演中の様子の写真を事務局からいただきました。ありがとうございます。