受験を考えている学生に聞かれるのは、研究テーマと研究指導の仕方です。研究テーマについては、3/31の記事でかいたので、いいかと思います。
今日は、白坂研の研究指導の仕方について説明したいと思います。
白坂研ではゼミを大きく2つ分けております。一つは、「ベースを高めるゼミ」で、もう一つは「研究を進めるゼミ」です。
「ベースを高めるゼミ」としては、「集合ゼミ」と「集中ゼミ」があります。
「集合ゼミ」というのが、多くの人が”ゼミ”を聞いて想像するもので、研究室の学生がみんな集まるゼミです。白坂研は五百木研と合同で、毎週土曜日19時〜20時半に開催しています。学生が企画をしますが、輪読をしたり、発表をしたり、ワークショップをしたり、いろいろです。
「集中ゼミ」は、4月〜5月に日曜日を5日間終日つかってM1で学ぶコアを一通り学ぶゼミです。M2にとっては総復習、M1にとっては先取りとなります。OBや共同研究先などからも参加し、毎回80〜90名ほどの大規模なものとなります。
「研究を進めるゼミ」としては、「個別研究相談」と「アドバイスゼミ」 があります。
「個別研究相談」は、白坂と学生とか1対1で隔週で研究相談を実施するものになります。一人当たりの時間は約1時間程度です。最初は、「なにしましょう」とか「どんなことに興味あるの」といった研究のテーマ決めから始まり、最後はアンケート項目にいたるまで個別にディスカッションをしながら進めます。基本的には週末に実施します。
隔週でおこなう「個別研究相談」の間の週にやるのが「アドバイスゼミ」です。こちらは、博士課程の学生や修了生が中心となって研究の相談にのるもので、こちらも学生1人につき、30分〜1時間程度の時間が与えられます。
つまり、「研究を進めるゼミ」がほぼ毎週行われるようになります。これで研究が大きく進むことになります。
「アドバイスゼミ」は、他の学生の時間にも参加することができます。これはとても刺激的です。学生の多様な研究にふれることで刺激を受け、いろいろな研究テーマがどんどん浮かんできますし、どのようなテーマがきてもSDM的にディスカッションができるようになります。博士課程の学生にはもちろんですが、修士課程の学生にもぜひとも「アドバイスゼミ」にずっと参加してもらえればと思っています。
これからSDMを目指す方、特に白坂研を希望される方は、大変かもしれませんが、ぜひとも上のような研究指導の流れを理解し、楽しんでくれる方に来てもらえればと思っております。