http://tedxutokyo.com/
当日は大変楽しませていただいたのですが、せっかくですので、少し時間を追って説明したいと思います。
お話をいただいたとき、何を話そうかかなり悩みました。最近力をいれているイノベーション創出アクティビティを話すというのもありかとは思ったのですが、これまでに何名かのプレゼンターがこのテーマで話をしていましたし、なんといっても、システムズエンジニアリングに興味を持ってくれる人を集めたいという思いもずっとありましたので、システムアーキテクティングでお話をすることといたしました。
しかし、TEDxUTokyoの参加者は、大変多様な人が参加します。高校生から、人生の大先輩といえるような方までいますし、分野も哲学、社会学からスポーツ、工学、数学、物理学などなど。考えられる人はすべていると思っていいと言えるでしょう。しかも、時間は15分。つまり伝えられるメッセージは1つ。通常は60分とか90分という長さが講演としては多いのですが、その場合は、参加する人の多様性にあわせて、ポイントをいくつか用意し、参加者が興味を持ってくれるところを用意します。ですが、今回は15分でポイントが1つ。これで誰もに響くものにするためには、人生のような人間面に焦点を当てることになります。でも、意図としては、システムアーキテクティングという考え方に興味を持ってくれる人を探し出すこと。このような考え方から、システムアーキテクティングをなるべくわかりやすく伝えるという方針にしました。
年末にその方向性を決め、1月4日にリハーサルをします。リハーサルでは実際にプレゼンテーションをする時間をいただき、終了後にTEDxUTokyoの事務局をしている方々からフィードバックをいただくことをします。さすがに事務局は、これまでのTEDxUTokyoに参加したりしているため、どのような人がいるのかがよく知っており、どのあたりが伝わりにくいか、など、有益なフィードバックをたくさんいただきました。結果として、大幅に修正するという結論になるのですが。。。。
このときに、当日トップバッターでプレゼンできませんか?という打診を受けました。まずはOKを出したあとで、トップバッターのメリットを考えます。「前にすごくうまい人がいたらやりにくいから、1番はいい」とか、「早く終われば後の人のプレゼンをゆっくり聞けるからいい」などなど。
当日は、トップバッターということで、朝の受付時間に現地入りします。受付のところにいると、知り合いの顔がちらほら。Facebookでの記事を見て申し込んでくださった方が多かったようです。それに追加して、慶應SDMの学生(特に白坂研を中心に)も結構きてくれていました。協生館では、EDGEのプログラム中なので、発表はUstreamでみると言われており、知り合いもかなり見てくれていたようです。
TEDxUTokyoがはじまると、ますます緊張感が増してきます。久しぶりに強く緊張したプレゼンテーションとなりました。(年度で数えると今年度60回目以上なのに、緊張するもんですね)
プレゼン資料も、通常のプレゼンと違って、ほとんど字の書かれていないプレゼンなので、話をする内容を忘れないようにしなければいけないところが緊張感を増した理由かと思っています。
プレゼンテーションが始まってしまうと、あとはもう一瞬の出来事です。15分のプレゼン時間はあっという間に過ぎてしまい、なんとか上限時間を超えることなく終了。質問を1つだけ受けて終わりとなりました。あとから考えると、やっぱり話忘れたこともあったのですが、最低限必要なことはすべて話をしたはずです。しかし、やっぱり内容をしぼって正解でした。練習よりも話をしてしまうのはいつもと同じなんですね。
自分のプレゼン終了後は、他人のプレゼンテーションをゆっくり聞かせていただきました。いや〜、本当に面白かったです。みなさん発表の仕方もすごく工夫がしてあったり、すごくびっくりするようなことを考えていたり、実際にやっていたり、よくこれだけバラエティに富む人を集められたなぁ〜と感心しました。
いろいろな人と面白い話をいっぱいさせていただき、1日エンジョイいたしました。
事務局の方々、参加していただいた方々、そして、一緒にプレゼンさせていただいた方々にこの場でお礼をいいたいと思います。
ありがとうございました。
