2018年07月26日

革新的衛星技術実証1号機で実証する通信機器についてのJAXAインタビュー

革新的衛星技術実証1号機で実証する通信機器についてのJAXAのインタビューをうけました。

これは、内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の中で開発している高速ダウンリンク通信機です。
内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)はこちら

例えば、災害発生時を考えると、災害の発生状況を把握するために人工衛星から撮影したデータを活用するのですが、そのデータが大きなサイズになってしまいます。もし通信速度が遅いと、それだけデータを下ろすのに時間がかかってしまいます。例えば、地球上の1つのアンテナと通信できる時間はせいぜい10分程度なのですが、その時間内に通信できないと、地球を一周回ってくるのを待つ必要があります。そこで、とにかく短時間で大きなデータを落とせる通信機が必要というわけです。
今回は、そのために開発した世界最速の通信機を実際に打ち上げて実証しようとするものになります。

posted by しらぴー at 19:48| Comment(0) | 宇宙開発

2018年07月25日

ローランドベルガー社との共同研究:価値創出の種の「見える化」

このたび、ローランドベルガー社と白坂研とで共同研究をすることとなりました。
それはイノベーション創出のための価値創出の種の「見える化」というテーマになります。
ローランドベルガーは、コストカットや効率化ではなく、新価値創造を支援するコンサルティングをより強く行う方向となっており、これを体系化することをお手伝いさせていただく予定です。

ローランドベルガー社のプレスリリースはこちらから。

posted by しらぴー at 20:11| Comment(0) | デザイン思考

2018年07月15日

SDM序論

今年度の春の「SDM序論」の授業も終了した。
この授業は、システムアプローチがあらやるシステムのデザインに使えることを体感的に理解するための授業であり、プロジェクトマネジメントやDプロとの関係性も簡単ではあるが説明しているものとなっている。
具体的には、以下のような授業となっている。
まずは、ロジカルシンキングを学び、そのあとにシステムシンキングの手法としての因果関係ループを学ぶ。
ロジカルシンキングが、分割した各要素に着目するのに対し、因果関係ループでは、それらの間の関係性(「因果の関係性」)に着目したものとなる。
その後、システムズエンジニアリング 概要として全体像を学び、プロジェクトマネジメント、デザインプロジェクトとの関係性を学ぶ。といっても、まだどちらの授業も進んでいない中、なかなか理解するのは簡単ではないかもしれない。
次に、システムズエンジニアリング プロセスにしたがって、実際にシステムをデザインする。
まず、「カレーライス」システムをデザインする。それも特殊な環境下で食べる「カレーライス」システムである。例えば、満員電車で食べるカレーライス、温泉に浸かりながら食べるカレーライス、バンジージャンプをしながら食べるカレーライス。どれも環境(コンテクスト)がことなり、ユースケースが異なるため、異なる要求が識別される。その結果、全く異なる「カレーライス」システムがデザインされる。同じ環境を選んでも、やはり異なるデザインになるのは、チームごとの視点の違いのためである。
次に、同じプロセスで、ビジネスを分析デザインする。今年は、本屋さんが対象。既存の街の本屋さんを分析する。次に、本屋の上位の目的を考えた上で、新たな本屋ビジネスをデザインする。(このあたりは、デザインプロジェクトのアプローチを少しいれている。)
次に、同じプロセスで、組織をデザインする。今年も100円ショップのデザインをする。ビジネスの方針を選び、それにあった100円ショップのビジネスをデザインする。その後、隣のチームとのM&Aによる統合をディスカッションする。同じ名前でも、インタフェースが違ったり、役割がちがっていたりする。単に名前を見ての統合ではうまく行かないことがわかる。
最後に、街の防災減災対策をデザインする。
これらすべてを同じプロセス、手法でおこなうことで、「システム」として扱えるものが全て同様のアプローチでできることを体感的に理解できるようになっているのが、SDM序論である。

ちなみに、SDM序論では、いわゆる反転授業をおこなっている。もともと反転授業が言われる前からそういやっていたのであるが・・・
つまり、単なる知識の吸収に時間を使うのは勿体無いので、知識は予習ビデオで学んできて、クラスでは実際にそれを使ってやってみるということをする場となる。理解したつもりでも、実際やってみると意外と難しい。しかし、使っていくなかから学んでいくしかないのでこのようなアプローチとなっている。(もちろん、今の2倍の時間を使ってよければ、座学も実施することができるのであるが)
posted by しらぴー at 02:13| Comment(0) | SDM序論