2020年01月12日

SDGsワークショップ

白坂研が行うワークショップは、ここ数年SDGsをテーマとしておこなっているものが多くあります。また、2018年からは、学生たちにワークショップをデザインしてもらう授業でも、SDGsをテーマとしています。これは、SDGsの中から、どのゴールに着目するかも学生たち自身が決めます。そこからワークショップのゴールを自分たちで設定(例えば、深く知ってもらうのか、達成のための活動を考えてもらうのかなど)し、ワークショップをデザインし、告知をつくり、人を集め、実際にワークショップをします。(もちろん、授業としては振り返りもします。)
2018年度は、以下の3つのワークショップを学生がおこないました。
・「目標11:住み続けられる町づくり」をテーマとしたワークショップ
 横浜を盛り上げるイベント・サービスの アイデア創出ワークショップ
・「目標12:つくる責任使う責任」をテーマとしたワークショップ
 共感からはじめるSDGsワークショップ
・「目標14:海の豊かさを守ろう」をテーマとしたワークショップ
 海の豊かさを守るためのアイデア創出ワークショップ
2019年度は、受講者が多く、以下の5つのワークショップを学生がおこないました。
・「目標11:住み続けられる町づくり」をテーマとしたワークショップ
 三世代が交流する街を目指して
・「目標12:つくる責任使う責任」をテーマとしたワークショップ
 フードロス問題解決のヒントを探るワークショップ
・「目標12:つくる責任使う責任」をテーマとしたワークショップ
 『捨てない未来を考える』SDGsワークショップ〜身近な包装から環境問題を考える〜
・「目標4:質の高い教育をみんなに」をテーマとしたワークショップ
 学び発見ワークショップ
・「目標10:人や国の不平等をなくそう」をテーマとしたワークショップ
 多様性を知るSDGsワークショップ
今年度も同様に実施するので、また6月〜7月に実施いたします。SDMのイベントページで募集案内をしますので、興味がある人はよろしくお願いします。

そして、現在はJICA Innovation Questを支援中です。略量を「ジャイクエ」といいます。ジャイクエは、JICAのメンバーと、それ以外の組織のメンバーがチームをつくり、従来の枠組みにとらわれない新しい国際協力のアイデアを生み出すオープンイノベーションのプログラムです。
詳細は以下にのってます。
posted by しらぴー at 17:00| Comment(0) | SDGs

2020年01月06日

イノベーションのためのワークショップデザイン論

慶應SDMでは、”システムxデザイン”思考を使った新価値創造・課題解決を教えています。”システムxデザイン”思考のシステム思考部分として重要視している点の一つが「思考の流れをデザインする」というアプローチです。これは、自分たちのチームの思考の流れをデザインしながら進めることで、イタレーティブなプロセスに目的思考性を入れることになります。慶應SDMに入ると「デザインプロジェクト」という必修科目の授業でこれを身につけることをおこないます。
そして、これを学んだ人の次のステップがあります。それは、「イノベーションのためのワークショップデザイン論」という授業になります。これは、自分たちの思考の流れではなく、ワークショップ参加者(他人)の思考の流れをデザインする授業となります。正確には、ファシリテータとワークショップデザイナー(ワークショップをデザインする)は別の役割ですが、多くの場合はここを同一の人がやります。そうすると、ワークショップデザインがうまくいってなくても、その場のファシリテーションテクニックに頼ってなんとか回してしまうことが起きたします。しかし、大きなワークショップなどではこれが出来ないのと、あとはファシリテータがチームのワークに介入することで、ファシリテータのバイアスがチームのアウトプットに影響を与えてしまうことがあります。これを避けるためには、きちんとワークショップをデザインし、なるべくワーク中の介入をすることなく、ワークショップを進めることです。そのための考え方、ワークショップのデザイン法、自己評価を教え、それを実際に繰り返しやってもらうことで学ぶ授業となります。
教えている内容は、文部科学省の委託事業「イノベーション対話ツールの開発」で検討したものがベースとなっているので、こちらかみることができます。 
posted by しらぴー at 16:12| Comment(0) | デザイン思考

2020年01月03日

元旦の日経新聞にSynspectiveがでました

元旦の日経新聞第三部でSynspectiveが出ていました。宇宙ベンチャーの例としてStrix-αのCG画像とともに新井CEOのコメントも掲載されていました。今年は初号機の打ち上げもあるため、Synspectiveにとって大変重要な年となっています。

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posted by しらぴー at 00:46| Comment(0) | Synspective

2020年01月01日

2019年の振り返りと2020年新年のご挨拶

みなさま

新年明けましておめでとうございます。
今年も1年よろしくお願いいたします。

旧年中は大変お世話になりました。昨年も本当に色々なことがありました。相変わらず、年初には想像もしてなかったことがたくさん起きた1年となりました。今年も、今の時点ではいろいろなことを考え、計画しておりますが、きっとそれを超える1年となることでしょう。
今年も例年と同じように、思った通りにならない、計画通りでない人生を楽しんでいきたいと思います。

まず、2019年はImPACTが3月に終了しました。ここ数年の活動の締めから始まった1年でした。
http://sdm.sblo.jp/article/186974161.html


そして、その技術を使ったベンチャー企業Synspective社を本格始動しました。Synspective自体は、2018年2月に作った会社ですが、2019年7月には、シリーズAまでの資金調達額が109.1億円になったことを発表しました。創業17ヶ月での調達額としては世界最速とのことです。2018年から2019年にかけて、資金調達、会社の仲間探し、研究開発をSynspectiveの仲間たちとおこないました。
この辺りの詳細は、BSフジ「この国の行く末2」で少しお話をさせていただいております。どのように考え、どのようにSynspectiveを立ち上げてきたかを紹介しております。

2019年度になってからは、「アーキテクチャ」という概念を産業・社会構造に適用する取り組みを経産省、内閣府、世界経済フォーラムとおこなってきました。この中で、MaaSや自動運転、スマートシティ、ドローン管制など、色々なものを対象にアーキテクチャをデザインすることを経験させていただきました。こちらはまだまだ継続中です。
今年は、IPAに産業アーキテクチャデザインセンターを設立し、色々な新産業や社会の仕組みをデザインすることに挑戦をしてきます。
このため、衆議院の経済産業委員会で、情報処理促進法という法律の改正案を審議するための、参考人質疑として、システムアーキテクチャ分野の専門家として15分のプレゼンと、国会議員からの質疑をおこないました。
http://sdm.sblo.jp/article/186808282.html


内閣官房の設置したデジタル市場競争会議のメンバーとして、GAFAなどの巨大プラットフォーマの規制や今後のプラットフォーマ等デジタル市場の活性化を議論しています。こちらは今年も引き続きおこなわれます。

慶應義塾が発行している「塾」という冊子のWINTER 2020 (No.305)において「特集 宇宙をめぐる研究」というテーマで2ページにわたってSDMでの宇宙開発関係の研究を紹介もさせてもらいました。

竹延さんと一緒に日経新聞に大きく出た時には色々な人からご連絡をいただきました。
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システムデザインメソドロジーラボの学生の研究活動は活発に進みました。2019年3月には2017年4月に入学した10期が修了していきました。以下にメソドロジーラボのメンバーの修士論文テーマ一覧をかいておきます。
【技術システム開発関連】
  •  性能向上の方向性と対抗技術比較を活用した防衛装備品の不連続な未来洞察手法の提案
  •  段階的詳細化と客観的評価指標を導入したリスク特定・分析プロセスの提案
  •  小規模組織のための宇宙機用機器の開発プロセス策定を支援するシステムモデルの提案(西村研)
  •  市民協働によるドクターヘリ着陸援助を可能にするパイロットとの視覚的コミュニケーションプロセスの設計と検証(神武研)
【社会システム関連】
  • 自らのコミットメントに基づいた事業計画の設計を支援する手法の研究
  • 組織変革に向けた組織効力感を強化するための方法の提案
  • 個人的学びの経験を主体的に第三者に共有するに至る行動変容を促すプロセスの提案
  • 都市公園型フィットネスシステムの提案
  • 越境的学習において知識の仲介を促進する手法とツールの提案(五百木研)
  • コミュニティの活性度を可視化し向上させるため手法提案(五百木研)
  • 階層構造を用いてコンセプトの顧客価値評価を支援する手法の提案(五百木研)
  • ダイバーシティ経営における課題発見と従業員モチベーション向上のためのツールの提案(五百木研)
  • バリューグラフによる組織活性レベルの向上手法提案(五百木研)
  • 高校生を対象とするイノベーター力向上プログラムの提案(五百木研)
  • 起業家行動を促す指針と手法の提案(五百木研)
  • 営業レベル向上を一流営業パーソン行動特性モデルの提案(五百木研)
  • コモディティ化した商品群に対する製品コンセプトの差別化を支援する手法の提案(高野研)
  • チーム活動の成否に影響する要因についての研究(谷口直子研)
  • 新しい取り組みを伝えるクラウドファンディングWebページ改善ガイドラインの提案(谷口直子研)
  • 難民の地域定住促進を目的とするアセスメントツールの提案(谷口智彦研)

修了したメンバーもいますが、4月からは新たに12期生がゼミに参加してくれました。社会人も新卒学生も、理系も文系も区別のないSDMでは、毎年バックグラウンドの違う多様な学生たちが入ってくるため、年によってかなりカラーが違っています。
学生の研究もかなり進みました。国際学会やジャーナルでのBest Paperも何本かでました。また、博士取得者も1名でました。教員、修了生、在校生も含めた研究推進・論文化のエコシステムも徐々にですが、構築され、まわりはじめてきたのではないかと思っています。
11期 M2の研究も大詰めを迎え、修論を仕上げる段階にきています。今年も本当に多様で、いろいろな研究が進みました。これから修論提出・審査会ということで忙しい時期ですが、ここでの頑張りが、いい研究をその良さが伝わる研究に昇華するので学生と踏ん張っていきたいと思っております。M2のゼミ長たちは、多くの学生たちをきちんとまとめてくれました。本当に感謝しかありません。M2、M1、博士を合わせると50名を超える大所帯を運営するのは本当に大変だったと思います。
毎年多様なメンバーのMラボの運営は学生中心のため、毎年その内容が大きく変わります。11期は研究に対する熱も強い代でした。M2だけの春合宿で1泊2日で研究を進める合宿もはじめておこないました。ゼミ長は12期にバトンタッチして、これからは12期カラーのゼミとなっていきます。

そして、4月に入学が決まっている方、これから目指してくれている方、本当に今年もどのような1年になるか楽しみです。これから受験を控え、準備をしてくださっている多くの方も、受験に見事合格され、4月が一緒に学んでいけることが本当に楽しみです。
昨年は、すでに毎年恒例となってきた集中講義をやりました。大学生と高校生のみを紹介生で集めて実施したヤングリーダーのための集中講義。これは過去の参加者からの推薦のみで参加者を受け入れるものです。受験希望者向けで実施した3日間の集中講義と2日間集中講義おこないました。これは、ラボの在校生・修了生向けにおこなった4日間の集中講義をもとに実施しています。毎年、この集中講義を受けた人が多数入学してきますので、今年も多くの人がそこから参加してくれることでしょう。今年も引き続き、こういった活動は続けていきたいと思っております。慶應SDMの入学しなくても、そういった活動を通じてできたつながりも大切なつながりになってきています。

最後に、色々な委員会、研究会、講演、企業内の講演や教育、ワークショップなど本当に色々とお声がけをいただきました。共同研究も継続案件も含め、本当に多くを実施させていただきました。本当にありがとうございました。昨年は100回程度の講演・ワークショップをさせていただきました。そのほとんどが企業内の講演・ワークショップのため、誰もが参加できるものではありませんでしたが、多くの方にお話できたことは良かったです。お声がけいただきながら、日程があわず、断らせていただいた方も多く、大変申し訳ないと思っております。今年の引き続きそのような活動をおこなっていきたいと思います。テーマは、システムズエンジニアリング 、アーキテクチャ、システムxデザイン思考というイノベーションのためのアプローチ、宇宙システム開発、宇宙ビジネスの考え方、プロジェクト/プログラムマネジメントなど、テーマも色々といただきました。また、講演等を行いながらも、準備がいつも直前となり、多くの方にご迷惑をおかけしました。どうしても毎回、目的、参加者などがちょっとずつ違うため、最後は微調整をおこないながらの対応となってしまうため、そのようになってしまいました。今年もこのあたりはあまり改善ができないかと思いますが、ご了承ください。

今年もいろいろなことを計画し、実行に移していきますが、きっと例年通り思ってもみなかったことが途中で生まれてきて、思ってもみなかった1年になるかと思います。

最後に、研究室のコンセプトを書かせていただきます。
  • 「やれる」ことは全部やる:「やらなかった」ことを後悔しないために、やれることは全部やるあとから、「ああ、やっとけばよかった」と後悔しないためにも、「やりたいと思った」こと、「やれる」ことは全部やるということを目指します。これまでも、「“Yes” or “はい”」、「倒れるときは前のめり」といったゼミの標語がありましたが、これは要するにこういうことをさしています。
  • 入学前には思いもよらなかった自分に:これも昔から言っていますが、Mラボとしては、「入る前に考えていた自分」と「出るときに感じる自分」との差を最大化することを目指して頑張ります。これは、ゴールを設定するのではなく、変化の傾きを最大化することだけを目指し、到達点は最後に見るものということをアプローチとしています。到達可能なゴールを設定するなんて、自分の能力の限界を先に決めてしまっているようで勿体無い!
  • 常に「無知の知」を意識する:多様な人の集まる環境にいるからこそ実感できますが、自分がいかに限られた範囲のことしか理解できていないのかを常に意識することを目指します。他人のことを「間違えている」と思ったら、「もしかしたら、自分はその人のいうことを全ては理解できていないのではないか」と疑うことから始めることを指します。自分と違う人のいうことを100%理解することは不可能です。なので、自分がわかっていない可能性を常に考える。そんな思いをもっていつも多様な人と接する必要が重要ですよね。
  • 受けたものは次へ渡す:よく、ゼミの学生からお礼を言われます。もちろん、それは純粋に嬉しいです。でももっと嬉しいのは、自分が受けたものを、次の人に提供してくれることです。それがつながっていけば、一人では到底与えることができない範囲の人たちにいろいろなものを提供できるようになります。それがつながっていくことこそがエコシステムです。ぜひSDMで受けたものは、SDMの後輩、外部の人にどんどんと提供していってもらえればと思っております。

長くなりましたが、今年も上記のような思いをもって頑張っていきたいと
思っております。本年も1年間、よろしくお願いいたします。 
posted by しらぴー at 00:38| Comment(0) | SDM

2019年12月28日

慶應義塾「塾」WINTER 2020 (No.305) 特集 宇宙をめぐる研究

慶應義塾が発行している「塾」という冊子があります。この2020年冬号(No.305)の「宇宙をめぐる研究」という特集に記事を書かせていただきました。
2ページをいただき、ベトナム宇宙機関とともに開発してきたマイクロドラゴンの話と、内閣府ImPACTプログラム「オンデマンド即時観測が可能な合成開口レーダ衛星システム」について書かせていただきました。
また、この中では、白坂が支援をしている慶應の学生団体 宇宙科学総合研究会LYNCSの紹介や、内閣府 宇宙政策委員会の色々な部会でご一緒させていただいている青木節子先生の宇宙法研究センターの取り組み紹介などもありました。

電子版がこちらで公開される予定です。

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posted by しらぴー at 03:26| Comment(0) | 宇宙開発

2019年12月26日

ガバナンス・イノベーション報告書「GOVERNANCE INNOVATION: Society5.0の時代における法とアーキテクチャのリ・デザイン」

経済産業省「Society5.0における新たなガバナンスモデル検討会」における議論をまとめた、「GOVERNANCE INNOVATION: Society5.0の時代における法とアーキテクチャのリ・デザイン」報告書(案)が公表されました。委員として、メンバーの方々と色々と意見を交わしたことがベースとなって書かれています。なかなか面白い内容となっていると思いますので、ぜひご覧ください!
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posted by しらぴー at 10:36| Comment(0) | システムアーキテクチャ